HEQ-09
SPレコード、LPモノレコード、LPステレオレコードのあらゆるイコライザーに対応します。(1924年以前のアコースティック録音のSPを除く)
カーブのパラメーターは3種類から成り立っています。その3種のパラメーターとは、UpperLimit、BassTurnover TrebleRolloff
UpperLimitは、10Hz、50Hz、63Hz、100Hzの4ポジション
BassTurnoverは、800Hz、630Hz、500Hz、400Hz、350Hz、300Hz、250Hz、0Hzの8ポジション
TrebleRolloffは、0db、-6db、-8db、-10db、-10.5db、-12db、-12.7db、-13.7db、-15db、-16dbの10ポジション
以上のようなパラメーターをセットすることが可能であります。
すなわち、4×8×10=320、物理的にはセットが可能です。
運用にあたり、実際に使われたカーブ名をデータベース化し、そのカーブ名を選択することによりパラメーターがセットできるようにコンピューター管理を行いました。電気的なパラメーターをセットすることは、音楽を聴く上では感知したくないことであります。そこで、たとえばカーブ名をRIAA、OldColumbiaLP、Old RCA、のように馴染みのあるカーブ名でセットできるようにいたしました。また、運用時にどちらのカーブかを選択するとき、2つのカーブを登録して瞬時に切り替え、視聴することができるようにしました。
この機能により、カーブの特定が大変分かりやすくなりました。
上記のような機能を付加することにより、他社が発売している煩雑な操作はなくなり、レコード音楽に集中できるようにしました。
過去1世紀に渡り、各メーカーがより良い録音を目指し、その時代の最新機材で録音を行った結果、色々なカーブが出来たと考えられます。
カーブを合わせることにより、その時代に録音された音楽が現在に甦ると思います。現在この機械に登録されているデータベースは、SPが50通り、LPモノ 37通り、LPステレオ 28通りあります。
入力:Phono入力ステレオ1系統、インピーダンス切り替え4KのポジションはDL102対応、20Kヴァリレラカートリッジ対応、47K MMカートリッジ対応及びMCトランスまたはMC pre pre アンプ対応となっています
入力切替セレクター
Stereo ステレオのデータベースをセレクトします
LP LPモノラルのデータベースをセレクトします
SP SPレコードのデータベースをセレクトします
AUX1 ライン入力1をセレクトします
表示機の輝度調整ポジション
AUX2 ライン入力2をセレクトします
Change(押しボタンスイッチ)
登録した2つのカーブを押すごとに、入れ替えることができます。
Adjusts
ロータリーエンコーダーにより、登録されているデータベースをセレクトします
モード切替スイッチ
Auto 登録されているデータベースをアクセスします
UpperLimit 単独で0Hz、50Hz、63Hz、100Hzをセレクトできます
BassTurnover 単独で 0Hz、250Hz、300Hz、350Hz、400Hz、500Hz、630Hz、800Hzをセレクトできます
TrebleRolloff 単独で0db、-6 db、-8 db、-10 db、-10.5 db、-12 db、-12.7 db、
-13.7 db、-15 db、-16 dbをセレクトできます
出力:ライン出力ステレオ1系統、ステレオライン出力(REC出力) ステレオ1系統
消費電力:AC100V 0.2A
サイズ:W430×H88×D230
重量:5.4Kg(電源込)